バッシュの選び方

バッシュ

バスケ歴36年の工場長が教えるバッシュの選び方【アシックス2021年SS版】

工場長です。
まいど、どうも!

 

バスケットボールシューズに限らず靴選び・・・特に競技用シューズはパフォーマンスをできるだけ落としたくない(できれば上げたい)という意図があるので難しいですよね!

しかも、バッシュとっても、いろんなメーカーが何種類も出していて

工場長
自分はどれを買えばいいの?

となってしまいがちです。

 

ここでは、日本人の足に合っているというアシックスのバッシュの選び方を詳しく書いていきたいと思います。
なぜアシックスか?といえばバスケ歴38年の工場長は過去履いてきたバッシュの99%はアシックスだから!です(#^^#)

いまは1年で1足ペースですが、現役時代は3か月に1足くらいだったので、たぶん100足くらいは履いて、そして潰してきています。

工場長
始めたときのバッシュは布製やったな・・・(遠い目)

 

ということで、紹介していきます!
※随時加筆修正行っていきます!

 

バッシュを選ぶ時の3つのポイント

 

1回履いて痛い?と思っても、2-3回でいい感じになじむことも、逆にいつまでも合わずにケガのもとになったりもします。
あなたにとってのベストシューズが見つかるようバスケ歴36年のGRIN★FACTORY工場長がバッシュ選びの3つのポイントを伝授します!

 

 

その1.カテゴリーやプレーレベルで選ぶ

小学生(ミニバス)からプロプレーヤー、ベテラン選手、女性選手、それぞれの成長やレベルにあったバッシュを選びましょう。
骨がまだ固まっていない成長期のジュニア向けや男性に比べアーチが低く幅が狭い傾向にある女性向け、初心者向けや、軽量モデルなどいろんな特徴のあるバッシュがあるので自分にあったシューズが選びやすくなっている反面、いったいどれ選べばいいの?となりがちです。

ここではアシックスが分類している特徴にそって説明していきます!
各シューズ別に詳しく説明しているページも随時追加していきますのでご興味のある方はそちらもどうぞ!

 

 

 

ジュニア用

筋力がないミニバス選手が履くことを想定し屈曲がよく軽量化されています。

ソール構造や、足首まわりの保護機能と可動性に配慮したセーフティロックシステムやジュニア専用中敷など足にやさしい機能も搭載されています。ダンクショットはミニバス連盟も推奨しているジュニア選手のためのバッシュです。

ジュニア向けにはDUNKSHOT(ダンクショット)と、GEL-IMPROVE(ゲルインプルーブ)があります。
※プライムショットは21SSより廃盤になりました。

 

 

ジュニアのバッシュについてはこちらで別途詳しく解説しています。

女性用

女性は一般的に男性よりもアーチが低い傾向にあり足幅も細めです。
アーチが低いと拇指に負担がかかり、外反母趾やマメの原因にもなります。レディゲルフェアリーはそこを考慮しアーチをサポートする設計になっています。また、消臭機能の付いた中敷も入っており女性モデルらしい気配りもされています。

まだ成長途中なら男子選手にもおすすめも高性能モデルでもあります。

レディゲルフェアリー


エントリー(初心者向け)

初心者向けのエントリーモデルもあります。

LYTE NOVA (ライトノヴァ)はエントリーモデルという位置づけですがデザインもよく、クオリティも高く履き心地の良さから多くの選手に支持されているシューズです。先日実際に練習で履いてみましたが上部は柔らかく履きやすくなっているのにかかと部分はしっかりホールドされていて横の動きにもしっかり対応できていました。過去何十足履いてきたバッシュの中でも1.2を争うお気に入りバッシュになりました(#^^#)

LYTE NOVA が廃盤になったので、今はNOVA FLOW(ノヴァフロー)を履いています。
LYTE NOVA はアッパーが合成繊維でメッシュでしたが、NOVA FLOWは合成繊維×合成樹脂+人工皮革と革部分が増えて少し最初の履き心地が固く小さい感じがしましたが何度か履くと馴染み、LYTE NOVAと変わらない快適さをキープしています。

 

LYTE NOVA (ライトノヴァ)廃盤
NOVA FLOW(ノヴァフロー)
※カラー:White/Directoire Blue


※カラー: Black/Shocking Orange

※カラー: Habanero/Graphite Grey


軽量モデル

軽量といえばGEL HOOP!ですね。
GEL HOOPはレギュラー、ワイド、ナローの3ワイズ(足囲)があり履いている選手も多い人気のシューズです。
工場長もながらくGEL HOOPのワイドを履いていました。

現行モデルはV13

また軽量性とフィット性を追求したGLIDE NOVA FFというローカットモデルもでています。

クッション(反発性)

 

 

スピード(加速性)

 

 

安定性

カタログには「アジリティ向上を追求したスタビリティモデル」と記載されてますが、英語苦手な工場には意味が全く分からないので調べました。

アジリティ:「機敏さ」「素早さ」「敏しょう性」
スタビリティ:「安定性」「安定していること」「着実であること」「堅固であること」

というなので、安定重視モデルだけど、「素早く動く」ことも追及してますよ。という意味ですね。

このカテゴリーにはGELTRIFORCE 3があります。
GELTRIFORCE 3は18年秋からモデルチェンジされていないですが、21SSもそのままでした。
それだけ完成してるということ??

詳しくはこちら!

 

 

その2.プレータイルで選ぶ

体格のいいパワープレーヤーと、スピード系のプレーヤーとではシューズに求められる機能が変わってくるのはイメージできると思います。

 

【パワープレーヤーなら「安定」のゲルトライフォース】

ゲルトライフォースは安定性を重視したモデルです。足首周りのカッティングを高めに設定することで、足首のホールド性を追求されていますので、ゴール下で安定した姿勢が求められたりターンなどの多いセンターポジションに向いているモデルです。個人的には少し重いイメージでしたがミッドソールにFLYTEFOAMという強くて軽い素材を使用されたので軽量化も追求されています。

 

 

 

【スピードプレーヤーなら「軽さ」のゲルフープ】

ゲルフープは発売当初から軽量化に特化したモデルで、高校生に一番選ばれているバッシュです。工場長も3シーズンくらいこのゲルフープ(ワイド)です。ゲルトライフォースやゲルバーストに比べメッシュの部分が多く、通気性にも優れています。またV10からミッドソールにFLYTEFOAMという強くて軽い素材を使用しさらに軽量化に成功しています。少しでも軽いバッシュで速攻にいち早く走り出したいスピードプレーヤーに向いています。ワイズもナロー、スタンダード、ワイドと3つあるので幅広い選手が履くことができます。

 

 

【身体の出来ている高校生以上のプレーヤーならゲルバースト】

ゲルフープは発売当初から軽量化に特化したモデルで、高校生に一番選ばれているバッシュです。工場長も3シーズンくらいこのゲルフープ(ワイド)です。ゲルトライフォースやゲルバーストに比べメッシュの部分が多く、通気性にも優れています。またV10からミッドソールにFLYTEFOAMという強くて軽い素材を使用しさらに軽量化に成功しています。少しでも軽いバッシュで速攻にいち早く走り出したいスピードプレーヤーに向いています。ワイズもナロー、スタンダード、ワイドと3つあるので幅広い選手が履くことができます。

 

その3.高さと幅で選ぶ

バッシュの足首の部分の高さがどこまであるか(カット)の種類や幅(ワイズ)を知ってマイベストシューズに近づこう!

高さは4種類!

ハイカット

バッシュと言えばハイカットを思い浮かべる人も多いと思いますが、アシックスのバッシュの現行モデルには「ハイカット」はありません。
ジャパン、オールジャパン、ポイントゲッターなど長く愛用されてきたバッシュも今は廃盤となってしまいました・・・残念。

 

ミドルカット

現在の主流はこのミドルカットです。ハイカットにくらべて足首の捻挫が気になるところですが、特に捻挫の頻度が上がったというようなことも聞かないので怪我防止という観点からもこのミドルカットで十分なのかもしれません。

足首の可動域が広くなり、ドライブなどの縦の動きに対する足首の動きの制限が減少、シューズも軽量化されました。

特にこだわりがなければ、ミドルカットのシューズを選んでおけば間違いありません。特に経験の浅い選手はミドルカットから始めるのが良いでしょう。

 

 

テクニカルカット

名前だけではどんなカットなのかわかりにくいのがこのテクニカルカット。アシックスによれば、ミドルカットとローカットの間。。だそうです。

ゲルバーストでいうと品番の最後に「Z」が付くモデルがテクニカルカットです。ドライブやカットインなど縦の動きにこだわるプレーヤーにおすすめです。

 

ローカット

アシックスでいうと、GLIDE NOVA FFがローカットモデルになります。軽量性とフィット性を重視しより自由な動きを求めるプレーヤーにはベストマッチなバッシュ。

靴下のような構造になっていて足を包み込むので履き心地はとても良いと評判です。捻挫ぐせなどもなく足首に不安がないなら選択肢の一つですね!

 

幅は3種類

バッシュの種類によっては、幅(ワイズ)が選べるものがあります。スタンダード幅で紐をきつく締めないとぶかぶかな人や、逆にきつい人はシューズをサイズを大きくするよりもワイズ展開があるシューズを選ぶことも検討しましょう。

ナロー(幅狭):旧名称(スリム)

足幅が狭い人はナロータイプがお勧めです。

スタンダード(普通幅):旧名称(レギュラー)

標準タイプです。2Eなどと表記されます

ワイド(幅広)

シューズによりますが、レギュラーサイズより足囲で5センチ程度大きくなるようです。3E相当

どのワイズを選べばいいか迷ったら、実際に足の周りを測ってみよう!

【足囲の測り方】

第一趾(親指)と第五趾(小指)の付け根の、骨の張り出した部分の周囲をメジャーで測る。

●参考●アシックス「足のサイズの測り方」

バッシュの買い替え時は思っているよりも早い

まだ履ける、もったいない。。

バッシュは何年もボロボロになっても履いしてしまいがちですよね。でも・・・・競技用のシューズの機能・性能は永遠と持つものではありません。

週5日以上(2~3時間)練習している場合は、3か月から半年くらいで滑るようになりシューズの機能が低下します。

経験上、週1回程度の練習でも1年半~2年ほど履くと「滑る」と感じてきます。

インソールを替えることで内側の履き心地はかなり向上しますが、そもそもバスケットボールシューズとしての性能(クッション性、グリップ性など)は確実に減少しています。 見た目にはそれほどでも衝撃収取能力が落ちて、足裏にマメや水ぶくれができたり。。。中高生の頃は私自身も親にいえず足の皮がずるずるになっても履いていましたが、キュっとストップして足裏の皮がズルっとめくれる時のあの絶望的な痛み(涙)。足を守るために履くシューズで足を痛めつけてしまわないよう毎日練習をしているような選手はせめて半年に1度はシューズをチェックし買い替えを検討してください。バスケットボールでは、バッシュしか絶対必要な道具はないので・・ぜひ!

特に!!!!成長期のミニバス選手の保護者様へ

すぐ足が大きくなるからとぶかぶかのバッシュで何年か持たせようとしたくなる気持ちはわかりますが、靴のサイズが合っていないと疲れやすくなったり、動きにくくなります。バランス良く支えるべき足の筋肉が十分につかず、アーチバランスが崩れてしまいます。

  • この記事を書いた人

工場長

バスケウェアブランドGRIN★FACTORYの工場長です。 バスケットボール歴は38年。WJBL(日本リーグ時代)でのプレー経験あり。 2019年日本マスターズ岐阜大会で大阪代表で日本一になりました。 最近はクロスフィットにはまっていてバーベル上げたり鉄棒したりも楽しんでいます。なんでも一生懸命やるから楽しいがモットー。

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