バスケットボールノートというものを作ってもう7-8年になりました。
正確に数えてませんが累計販売冊数は3万冊を超えています。
いま、バスケノートで検索するとたくさん販売されていますが、当時はバスケットボール専用のノートはなくバスケノートはGRIN★FACTORYが初めて作った・・・・と思っています。
ネットじゃないところでは売ってたのかもしれませんし、うちが1番だ!と言われても、あ、そうですか。
じゃ、2番でも3番でもいいです。って感じではあるのですが、一応(笑)
「あ、これミニバスの時に書いてた!」というインターハイ出場選手も何人もいて、いろんな選手の成長を見守ってきているノートです。
このノートの特徴はバスケットボールコートを書いてあるだけではありません。
ちゃんとバスケットボールが上達できるよう、自分で考える力をつけて行けるように設計してあります。
バスケノートを書け、記録をしろと言われても何を書いたらいいかわからない初心者向けです。
小学生から高校生くらいまでが使ってくれているようです(*^_^*)
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バスケノートの書き方
①目標を書きます。
「 チームの目標・夢・目指すこと」
まず、チームで決めたことを書きましょう。
もし、あいまいだったり、思い浮かばない場合はチームのみんなと話合うのもいいと思います。
チームの目標がしっかり決まっていないと、自分自身が何をしたらいいのかあいまいになりかねません。
バスケットボールはチームスポーツです。
チームあっての選手ですから、チームが何を目標にしているのかをまずはっきり決めましょう!
「個人の目標・夢・目指すこと(大きな目標)」
ここには個人の一番大きな目標や夢を書きます。
将来(何年後かの)自分はどんなプレーヤーになりたいですか?
例)JBL(WJBL)選手になる!
例)NBA選手になる!
などなど・・・
夢はでっかく行きましょう。
「 後までに達成する目標」(大きな目標を達成するための中期的な目標)
(大きな目標を達成するための中期的な目標)
※毎日練習するチームも、そうじゃないチームもあるので数字は入れていませんが、半年~1年くらい後を想定しています。
※夢より具体的に絶対達成したい目標を書きます。
例)チームで不動のスタメンになる。
例)コンスタントに20点取る選手になる。
例)相手のエースをことごとく止めるディフェンスのエースになる。
例)◎◎の大会で優勝する!
「 後までに達成する目標」(中目標を達成するための短期的な目標)
(中目標を達成するための短期的な目標)
これも、毎日練習したとして・・・
ノートが終わる90日後を想定しています。
たとえば、スタメンになるために必要なスキルの習得や
全国大会に出るために何をできるようになるべきかを
書きます。
できるだけ、そのために何をするかも書くようにします。
例)ディフェンス力を付ける。
・・・そのためにはフットワークをさぼらず頑張る!
・・・オフェンスが何をしたいのか考える。
・・・抜かれたとき、なぜ抜かれたかちゃん考える。
例)シュート率のアップ
・・・そのためにはシュートをたくさん練習する!
・・・試合で使うシュートを考えて練習する。
・・・ゴール近辺のシュートは左右の手で打てるようになる。
例)1対1でディフェンスを抜けるようにする。
・・・ドリブルの練習をする。
・・・ステップワーク、(止まり方含む)を練習する。
例)リバウンドをもっとたくさん取る選手になる。
・・・シューターの打っているシュートの軌道をよく見て何処に落ちるか研究する。
・・・ポジション取り(スクリーンアウト)で押され負けない。
・・・片手でボールキャッチができるようになる。(少しでも到達点を上にするため)
というように、短期的な目標になればなるほど、詳しく記入するといいと思います。
なぜなら、短期的な目標を達成できなければ、中期的な目標も、最終目標も達成できないからです。
注意として、短期目標は90回練習頑張ればできそうな目標にしてください。
自分もやればできる事、達成できるんだ!という達成感を味わうことが何より大事ですし続けていく秘訣です。
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ここで・・・
G★F工場長母校の付属高校(現薫英女学院高校)の選手が練習前に全員で円になり朗読していた言葉を紹介します。
第一歩
十里の旅の第一歩
百里の旅の第一歩
同じ一歩でも覚悟がちがう
三笠山にのぼる第一歩
富士山にのぼる第一歩
同じ一歩でも覚悟がちがう
どこまで行くつもりか
どこまで登るつもりか
目標がその日その日を支配する
これは、後藤静香(ごとうせいこう)さんの作品です。
高校生が朗読するものは他にも何パターンかあって、私はその朗読で覚えたんですが、すべて後藤静香さんの作品であったのを知ったのはだいぶ経ってからでした(^^;
大リーガーの松坂大輔選手も、このメッセージを大事に積み重ねているそうです。
是非、どこまで行くのか設定し、その日、その日の第1歩を大事に頂上を目指していただきたいと思います。
では、少々長くなりましたが、頑張って目標を決めてください。
お手元にGRIN★FACTORYバスケノートのある方は、さっそく目標設定欄に記入して行ってください。
②練習前
今日の目標を日付と目標を書きます。
何を意識して練習をするのか、なにを出来るようになるために挑戦するのか、など意識すべきことを書きましょう。
1日の目標は1つか、多くても2つまでにしておきましょう。
③練習後
1.練習メニューを書く
どんな練習をしたのかをメニュー欄にかきます。
どんな気持ちでアップのランニングをしていたのか、ランニングの次は何をしたのか、メニューを思い出すだけで十分いろいろ思い出せると思います。
やったことを思いして書くことを繰り返すうちに、練習や試合でひとつひとつどんなプレーをしたのかちゃんと思い出せるようになり、あなたの大きな力に必ずなっていきます。
その日にした練習メニューを書くだけですが、これが一番あなたのバスケ脳をたかめていきます。
もっと余裕があれば図を書いてみたりしましょう。
動きを書くには全体の動きが見えなければ書けません。
俯瞰(ふかん:高い所から見おろすこと。)で見て書けるようになると、動きを覚えるのも早くなります(*^_^*)
まずはレイアップの練習の動き方など簡単な練習図からはじめてフォーメーションなども書けるように練習してみましょう。
図を書くときのポイント
〇に×はボールを持っているオフェンス
点線はパス
直線は動き方
などルールを決めましょう。
誰が見てもわかるようにかけるのがベストです(*^_^*)
最初は図は書けなくてもOKですが、メニューだけは必ず書きましょう
2.出来たこと・できなかったことを書く
左側のコンテンツ40%出来たこと、よかったことを書きましょう。
出来たこと
出来たこと、よかったことを書きましょう。
出来なかったこと
挑戦したけどまだできなかったこと。
挑戦できなかったこと。などを書きましょう。
4.課題その他
他に思いついたことや、体の調子や気が付いたことなどがあれば書いておきましょう。
コーチからのメッセージ欄として使ってもいいかもしれませんね
5.練習前の目標、練習後の振り返りを繰り返す。
ノートは90回分の練習記録が残せます。
きちんと書けば、何も成果が見当たらないということはないでしょう。
6.3か月書き終わったら
最初の目標ページに戻って、どれくらい目標が達成できたかを振り返ってみましょう。